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尾崎塾
富田教室

[2011年5月14日]

役員報酬が7200万円の件

2日連続でお金の話。

役員報酬50%カットだけど,3600万円もらってるという東電の話。

世間の見方と私は違っているので,変に思われるのを承知で書く。

世間の人は,「ほな7200万円ももらっとったのか?もらいすぎやろ!!」という反応だろう。

でも,それだけもらえるように今まで努力してこられたのだと思う。
それを全額没収みたいなことはおかしい。
批判している人がすべてそうだとは言わないが,東電の役員の人の方が,はるかに勤勉に努力して生きて来られたと思う。
今回,未曽有の津波でこうなってしまったからといって,今までの努力が0になるわけではない。
それなりの給料はもらってしかるべきなのだ。

逆に今回の震災で焼け太りの人がいるかもしれない。
今までろくに努力せず,世間の役にあまりたってない連中が,震災の後,もとの生活よりよくなる可能性は十分にある。
震災のどさくさで詐欺をする連中もいるという。
そいつらからお金を回収しよう。

そもそも,東電の役員に責任はあるにせよ,国家の政策として推進してきた原発だけに,国や国の研究機関にも重大な責任があると思う。

こういう見方もできる。
3600万円も減額されるのだ。
すごい大金だ。

たとえば,報酬2400万円の人が全額返納するよりも1.5倍も減額されるのだ。
金額の絶対値で考えると十分に大きな金額である。

何か,腹いせに東電をいじめているような風潮はどうかと思う。



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