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尾崎塾
富田教室

[2011年5月20日]

試験期間中は勉強するものだ

昼間に高校生がウロウロしている。
さっき通ったマクドにも10人以上いた。

そう。
今は中間考査の時期なので,午前で試験が終わってその後はヒマなのだ。ヒマ?そんなハズはないのだが・・・

そういう連中は将来就職口がなくても文句を言えないのである。
わかっているのかな?いやわかっていたらもう少し何とかするだろう。誰も忠告してくれないのか,忠告を受けても無視しているのか。

私が中高生の頃は試験前は勉強以外は全く何もしない日々であった。学校が終わったらダッシュで帰宅して(これは比喩であって,実際に走って帰ったわけではない),就寝までずーーっと試験勉強していた。
唯一の例外はザ・ベストテンだけは見逃せないのでその時間帯を食事時間にしてもらっていたのみ。
勉強する科目・内容も行き当たりばったりではなく,試験範囲の内容をしっかりと吟味して,試験日程と土日の関連も考慮して,ち密な計画を立てていた。全科目をキッチリとやるので定期考査でいわゆる赤点を取ったりするようなこともなかった。

よく友人に「おまえは頭がいいからなあ」などと言われたがとんでもない。ちゃんと勉強量を確保していただけなのだ。
私が仮に100の勉強量をやっていたとする。
(実際に考査1週間前から考査終了まで100時間くらいやっていたと思う)
そのことはその友人にはわからない。
たぶん,その友人的には目いっぱいやって70くらいのイメージかもしれない。しかもそれを全てこなすのは大変なので,実際のところは50くらいしかやっていないのではないか。
なので,友人は私が60くらい勉強していると思っていたのだと思う。きっちりザ・ベストテンは見ているようだし。

その友人がたとえばある試験でいつも50くらいしかやらないのをめーっちゃ頑張って70の勉強をしてきたとする。
手ごたえ的にはかなりGoodになるだろう。
試験が返ってきてガッカリ。
確かに試験の点数はいつもよりも伸びてはいるが,私には全く及ばないのである。
そりゃそうである。私はいつも100をこなしていたから。

今,塾でこの試験対策を伝授しようにもそれは無理。試験前にやるべきことをその塾生の通塾回数の範囲で与えるが,おそらく必要量の20分の1くらいしか与えられていない。そこで日曜日に5時間の特訓と称して来てもらっている。それでも必要量の10分の1くらいだと思う。あとは自分で暗記すべきことを暗記し,計算の練習をするなどしないと試験で点数を取る実力がつかないのである。
もっと教室が広かったら全員を集めてずーっと勉強させる企画もありなのだが,そうもいかないのでやはり家でやってもらわないと仕方がない。先日試験が終わった生徒も,やはり計算ミスとか漢字のミスで点数を落としていた。そういった失点がないようにするには,くりかえし演習するしかないのだ。で,それには時間がかかるのだ。

若い頃に繰り返し練習して培った能力はずーっと使える。

逆に試験期間中にマクドにタムロしている連中はずーっと使えない人間になっていくのだ。




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