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尾崎塾
富田教室

[2011年5月27日]

合格可能性を高めるために必要なこと

確率でものを考えるということは,100か0かではなく途中の点数を認めるということ。

そんなこと,誰でもできると思うだろうがそれができない。

原子力は安全か危険かみたいな議論で「100%安全」と言ってしまえばそれはかえって「危険」であるし,「99%安全」と言おうものならそれは「危険」だということになる。

入試の合格可能性はどうか。
絶対合格するという「意気込み」は大切だが,実際は100%の合格などないから,A判定でも80%となっている。
これを危険と見るか?

受験勉強は合格する可能性を高くする勉強と言い換えることができる。

そこで受験生に伝えたいことは,あいまいな記憶はかえって可能性を低くするということ。
確実な知識や理解があれば間違いなく点が取れたり,消去法で選択肢を絞ることができる。
逆にあいまいな知識がいくらあっても四択なら25%の正解率にしかならない。あるいはむしろどこかで聞いた気がするという罠にひっかかりやすくなって,確率が下がることもあり得る。

もう一つ,ケアレスミスをしない自分をつくること。
計算ミスや書き間違い。
こんなことをしていては合格なんておぼつかない。
取れるはずの点数も取れないようでは話にならない。
しかし,多くの受験生はこれで散っていく。
ほとんど今の学力で十分だったりするのだ。
ミスさえなくせば。
それには自分以外の自分をつくることだ。
試験中に「ほんとうにそれでいいのか?」と確認してくれるもう一人の自分をつくる。
そういったメンタル面の技術が合否を決めていると思っていい。

受験までまだ9か月あると思ってのんびりしていてはダメ。
基礎基本を完璧にし,メンタルなトレーニングを今から積み重ねていかないと自信を持って受験できない。
今日から頑張るべし。





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