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尾崎塾
富田教室

[2011年5月29日]

覚えた者が勝つ

国語の定期考査が悪かったと相談に来た生徒がいる。
で,授業をちゃんと聞いていたか?と聞くとどうやらきっちり聞いていなかった模様。
国語の定期考査なんて,授業で先生が言ったことを丸暗記して受ければ点数が取れるのだ。
先生のセリフをすべてノートに書き留めておく。
試験前にそれを見て思い出す。
定期考査にはそれがそのまま出題されるにきまっている。
逆に授業を覚えていなければ取れるはずがないのだ。
よく,国語は暗記科目ではないと言われるが,中学校の定期考査の国語は全くの暗記科目なのだ。

数学や理科も実は暗記科目。
解き方を覚えていくのだ。
場合によっては答を覚えてもいいのだ。
これをナンセンスと思うかどうかは自由だが,私は典型的な例題の答は覚えるくらいに何度もやった。

これも生徒が質問してきたのだが,元素の原子量は覚えるものなのかどうか。問題文のはじめに与えてくれるはずだから覚えなくていいと考えていたようだ。そういう発想だからダメなのだ。元素の原子量なんか何百回も使うので,自然に覚えてしまうはず。覚えていないということは演習量が足りなさすぎる証拠なのである。

繰り返し演習して覚える。
これが普遍的で受験に強い勉強法なのだ。
他に魔法のようなうまいやり方を求めてはいけない。
そんな方法はないのだから。
正確にはあるかもしれないが,それを見つけるのに何年もかかるのでは意味がないだろう。ないと思うのが正解なのだ。


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