[2011年6月1日]
今日は数学演習。
不等式の証明がテーマ。
単純に左辺から右辺を引いて証明するのもあるが,多く出てくるのが相加平均≧相乗平均の関係。
一人の塾生にとっては目からうろこが落ちたようで,とても楽しかったようだ。
相加平均と相乗平均の関係を少し学習しただけでは「ふーん,そんなものか・・・で,何の役にたつの?」というシロモノだ。
不等式とか最小値というテーマで演習すると,すごい切れ味の伝家の宝刀になったりする。これが使えるかどうかで合否が決まるかもしれない。
そういう発見をしてもらえるように毎回演習テーマを決めて問題を解かせているのである。
これは数学に限ったことではなく,すべての教科の演習にも有効な考え方。1つのアイテムを使いこなせるようになるには,ある程度それを使う典型的なパターン演習がいいのだ。そのアイテムが使えるようになると,確実に得点力が増していくのだから,演習している側もどんどんやる気が出てくる。
問題集を1ページ目から順にやっているのでは身につかないようなテーマを絞った演習。これをウチの塾では提供していく。
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