[2011年6月2日]
24年度センター試験の要項がやっと発表された。
そうなるとは聞いていたが,地歴と理科が2科目を120分で受験(正確には解答用紙の回収などで+10分の130分)できるようになる。
理科だと,今まで組み合わせ上不可能だった物理と地学や生物と総合Bを受験できるメリットがあるが,それよりも文系生徒に朗報がある。
たとえば化学をセンター試験科目としている人。2科目を受験すれば,問題用紙は最初に4科目分配布されるので,実質上化学のみに120分費やすことが可能なのだ。
バカ正直に1科目60分で勝負した人よりも計算問題の検討がしっかりできたり,時間に追われずに丁寧な考察をすることができる。
一応,解答用紙は総合Aでも適当にマークしておけばよいということになる。
なんだかしっくりしないが仕方ない。
実はコレ,国語でもあった話。
国語で古典を課さない大学もあって,現代文にその時間を費やすことが可能なのである。
もう少ししっかりやった方が不公平感がなくなると思う。
すなわち,昔の共通一次のように,全員に同じ科目数を課すのだ。
文系でも理科は2科目,理系でも地歴公民から3科目とかにして,しっかりと学力を問うのだ。
多くの私立大が科目数を減らして受験生集めをしている今,国公立大は逆に科目数を多くして,本当に高校でしっかり勉強したかどうかを問うように差別化したら良いと思う。
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