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尾崎塾
富田教室

[2011年6月6日]

6月6日の参観日

今日は雨ザーザー降らない予報なのだが・・・

授業参観日というのは多くの教員にとっては最も鬱陶しい日なのだ。
理由は簡単。いつも通りの授業などはとても親御さんにお見せできるようなシロモノでないから。
生徒の様子は2通り。いつもよりもお行儀よくする場合と,かえってハイテンションになってザワつく場合。
もちろん教員は今日だけはお行儀よくしてくれと祈るのだが,多くの場合後者のパターンになって「いつもはもっと静かなのですが・・・」と言い訳することになる。

前に勤めていた学校では,保護者の参観とか保護者懇談会を嫌がる先生が多かった。教員同士の研修での参観も皆が嫌がるのであまり行われなかった。どうして嫌なのかは明らかで,たいして準備もせずにテキトーな授業をしているから。とても他人様に見せられない。

私が担任していたクラスでは,保護者の方に積極的に来てもらうようにしていた。高校生にもなると参観に来られる保護者は少なくなるので学年全体で30名程度ということがある。そのうち大半が私のクラスの参観者だったこともある。参観日で私自身の授業のない時は,自分のクラスへ行って保護者の方と一緒に参観していた。そこで保護者の方とプチ懇談ができたりするのだ。

保護者の方は,自分の子がちゃんとやっていることを確認したいし,担任から現状どんな感じか様子を聞きたいのだ。だから,私が一人一人を気にかけて接していることがわかって安心して帰っていただける。

なぜか,他の先生方はそんな風にはならない。
その生徒がちゃんとやっていなかったりするし,担任が一人一人丁寧に見ていないから,それをごまかしたり言い訳することになるからだ。

参観日を鬱陶しく思わない先生に担任してもらっているのかどうかは子供に聞いてみたらわかる。先生によっては露骨に来なくていいような発言をしていたりする。

塾も同じ。
どうも多くの塾は外から見えないように「工夫」されている。
理由は簡単?


ウチの塾は特殊だ。ガラス張りで外から丸見え。
他塾はどうしてそうしない?
外から見られていると生徒が集中できないという「言い訳」もある。たしかにそういう生徒もいるだろう。でもウチの塾の生徒は集中するのに全く支障はない。ウチの塾生はそんなに特別にスゴイ集中力を持って生まれた生徒ばかり集めたのか?そんなことはない。おそらく集中できない子は外から見られていようがいまいが同じなのだ。
もう一つ,これは私の持論だが,集中している時は周りが気にならないのではない。むしろ周囲の様子もしっかり感じながら目の前の物事に取り組んでいる状態が良い集中状態なのだ。だから,逆に周囲がよく見えて,見られている状態の方が安心して集中できるのである。そういったことも含めてウチの塾は最高の環境が提供できていると思う。
毎日授業参観されているような塾。
いつ見られてもちゃんとやっている塾。
こんな塾がもっと増えていけば良いが・・・


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