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尾崎塾
富田教室

[2011年6月18日]

本を読むといい

私が中高生の頃はよく本を読んだ。

小学生の頃は,前にも書いたが百科事典が愛読書だった。
どれもボロボロになっていたが第8巻の天文宇宙が載っているのが特に痛みが激しかった。

まず,中学生の頃は星新一とかのSFものやホームズなど探偵ものが好きだった。
普通の小説みたいなのを読むようになったのは「ビルマの竪琴」を読んでから。それから名作と呼ばれるようなのに手が伸びるようになった。
友人のおすすめも読んだ。これも以前ブログに書いたが,弓場昌治(実名)に勧められた團伊玖磨のパイプのけむりシリーズ。
佐倉聡(実名)には星の王子様を勧められて読んだ。これは人生のバイブルになった。
佐倉が好きだった高杉晋作など歴史ものも読み始めた。

高校生になると電車通学=30分×2の読書タイムが毎日できた。
国語の文学史に出てくるようなのをいろいろ読んだ。
パールバックの大地とか吉川英治の三国志のように何巻もあるようなのを読むこともできた。さすがに山岡荘八の徳川家康26巻はやめといた。
文庫本ではないが,科学雑誌の科学朝日というのが昔はあった。これで最先端の科学に興味を持った。ニュートンよりワンランク上のかんじ。
雑誌の大学への数学。これは兄が買っていたので読んだ。解いたのではなく「読者の接点」だけ「読んだ」のだ。だから数学の力はつかなかったが,機知に富んだものの書き方を学べた。


今考えると,この頃に読んだいろんなものが私の学力のベースになっていることは間違いない。
生徒を教えていると,全く本を読んでいない者がほとんどである。
今はゲームや音楽など,読書以外に楽しめるものがいっぱいあるからだろうが費用,時間,効果を考えると読書に勝るものはないとも思える。

よく,国語ができない人に本を読めとか言うが,あれは本を読むと知識も増えるし視野も広がるので世の中の見え方が変わるからだ。学力のベースが全体的に上がるのだ。すると,国語はもちろんのこと,すべての科目がつながってレベルが上がるということだ。

それなりのレベルの大学をめざしていて本を読まないなんてあり得ない。幅広い読書が最も効果的に学力を上げるツールなのだと思う。

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