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尾崎塾
富田教室

[2011年6月19日]

第一志望に合格するのは良いことか?

ありがたいことなのだが,現在ほぼ満席に近い。
土曜日に少し余裕があったがもう埋まってきた。
若干の空きは主に中3生と高3生の増時間に充当する予定。

ところが,昨日だけで3件も入塾のお問い合わせをいただいた。
さらに3年生の増時間申し込みも2件。

大きな塾とちがって,ここは私という個人を当てにして来られるわけで,安易に人数を増やして私のキャパを超えてしまっては期待に応えられなくなる。

今日質問されて困ったのは,「成績は上がりますか?」というもの。
もっとすごい塾があって,そっちに行ってた方が伸びる場合もあるだろうし,家で寝ている場合よりは学力がつくにきまっている。
ただし,成績が上がるかどうかはその学校の生徒との順位関係である。みんなよりも学力が上がれば順位は上がるが,学力がついても他の人がもっと伸びたら逆に順位は下がる。

前に入塾された方がおっしゃっていたが,ある塾では「絶対に志望校に合格させます」と勧誘したそうだ。それを信じて入塾したが,希望の高校より2ランクも下のところになってしまったそうだ。

ウチの塾は,おそらく他のどの塾よりも時間当たりの学力のつき方は大きいはずである。頭が働いている時間とその質が高そうなのは見ていただければわかると思う。あとは,現在の学力と志望校の学力差を縮めるための競争なので,たくさんの時間やれば早く縮まる。縮まるだろうが,必ず合格できるかどうかはわからない。
どこかの専門学校で「合格保証」みたいな宣伝をしている。
学習塾でも似たようなことを聞くし,勧誘のときにとにかく合格を前面に出している。あれは本当なのか?

某塾の作戦。←これはフィクション(であることを祈る)
学力50の生徒が入塾してきた。
とにかくそいつに「お前は40だ!」と言って聞かせる。
すると頑張って45の学力で合格できる学校を目指す。
塾の「すばらしい授業」でみごと45の学校に入学!
生徒に感謝される。
めでたしめでたし。

私の塾は第一志望に合格できないことが多い塾。
50の生徒が入ってきたら,「おまえは60をめざせる!」と言って聞かせる。
すると頑張って60の学力が必要な学校を目指す。
ウチの塾は小手先の技術を教えないが着実に学力がついてそいつは57.5くらいの学力になる。
で,60の学校を目指していたのでそこは落ちる。
残念。
しかし,60のところに合格する可能性があったわけで,60レベルに合格しないことが多いという話。
いずれにしても滑り止めの55レベルの学校には余裕で合格となる。

前者の第一志望レベル45に合格して喜ぶのと,ウチの塾で滑り止め55に合格して60にチャレンジできた頑張りと自信を身につけるのはどちらがいいのか。それはわからない。(いやわかるでしょ。)

あ,いかんいかん。また宣伝みたいになってしまった。
第一志望に合格できないことが多い塾ですし定員いっぱいですから他の塾をお探し下さい。
(どうしても良い塾がない場合,空席待ち予約も承ります。来春には3年生がぬけるので空きができます。)


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