[2011年6月21日]
塾をやっていて,まあ仕方ないことなのだが,やはりウチの塾が合わないと感じてか退塾されるケースがある。
もっと他に自分にフィットする塾へ移られるか,自分で頑張るかして,なんとか志望校に合格してもらえたらいいなと思う。
生徒たちに私の提供している内容が満足してもらえなかった理由は分析の余地があるが,実はすごく偏った傾向がある。
既に大学に合格したとか以外で途中退塾した生徒は今までに11名いる。そのうち何と8名は特定の高校なのだ。しかも8名とも女子。つまりはその学校の女子生徒にとっては,何とも不満な塾であるということ。
たしかに,90分黙って演習するだけなので退屈ではある。
これなら家で黙って問題集をやっているのと変わらない。
だから塾でやる意味がない。
という論法でやめていくのだろう。
それならはじめから塾でやらずに自分でやればいいのに。
その子たちを継続させる方法はある。
もっと勉強になった気分になるような教材で,もっと楽しく声をかけてあげて,楽しい楽しい雰囲気で授業をすればきっと続けられる。
でもそうはしない。
実質的に身に着けないといけない力を90分の間にできるだけ身に着ける。
必然的に退屈な基礎力を培う時間が長くなる。
でもそれをしないで次のステップに行っても入試問題には通用しない。
実は女子の方がそういう基本作業を黙々と続ける能力が高いと思っていたが,そうではないようだ。
この地道な作業の向こうに実力のついた自分がいることを信じきれないのだろうか。
もっと他の方法があると思ってしまうのだろうか。
男子の方が,これやるっきゃないでしょという割り切りができている。
その高校の女子はこれから入塾を断ろうかな。そこまで行かなくても,入塾時の面談に相当時間をかけてやらないと続かないだろう。
にほんブログ村