パソコン版を見る

尾崎塾
富田教室

[2011年6月22日]

今日は何の日?

今日はエラトステネスが地球の大きさを測った日やな。


「夏至」を中学生に読ませるとほとんど読めない。
習わないから読めないというのでは困る。
こんなのは小学校の時から知っているはずのことだ。

どんな日かというと,1年で最も昼の時間が長い日。
昼といっても,ここでは太陽が地平線の上にある時間というべきか。
この定義によるとオーストラリアでは今日が冬至になる。

昼が最も長いといっても日の入りの時刻が最も遅い日ではない。
だいたい1週間後くらい後の方が日の入りが遅い。

別の表現では太陽の南中高度が最も高い日ともいえる。
北回帰線上では正午に太陽が頭の真上に来る。
つまり,真っ直ぐ立てた棒に影ができない。
井戸の底に日が当たる。
そういうわけで地球の大きさを測ることができたのだ。
(理由を知りたい人は地学の教科書を読もう。)

英語では
the summer solstice
solは太陽を表している。ソーラーパネルとかいうし。
stiは止まるみたいな意味。
南中高度が上がって,止まって,下がっていく。
鉛直投げ上げの最高点で物体が一瞬止まるみたいな。

夏至というと6月21日というイメージだが,今年は22日。
これも諸般の事情で20日になることもあり,23日になることもあるようだ。


というわけで,タイトルの問題の正解=つまり今日は・・・冷蔵庫の日




にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ
にほんブログ村