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尾崎塾
富田教室

[2011年6月24日]

セカンドオピニオンも大切

学校の担任の先生や進路指導の先生に言われたら,たいていの生徒はそうなのかと信じてしまう。
それでその子の人生が左右されるのに,言っている先生本人は軽い気持ちだったりする。真剣には考えて話していない。
面談だったり相談だったりも仕事のうちなので,とりあえずこなさないといけない。だから,テキトー(適切という意味でなく,いいかげんにという意味)に応対するのがほとんどの教師の習性だと考えて間違いない。その時にそう思ったこと(その場の思いつき)をしゃべるだけ。先生に悪気は全くない。その生徒のためにその時に思ったことをしゃべっているわけだから,むしろ感謝して欲しいくらいに思っている。でも,よく調べもせずに5年や10年昔の経験から想像して答えている場合も多い。それから,先生の立場上,形式的にそう言わざるを得ないこともある。たとえば,入試で必要ない科目の勉強をすべきかどうか。建て前上は学校の勉強はすべてきっちりやるべきだろう。しかし,現実にその生徒の学力を考えると,いろいろとやっている場合でないケースもあるだろう。もっと根底にあるのは,学校の教師は受験科目以外の授業の成立こそが最も大切なのである。だから少しでも多くの科目が受験に関係のあるような言い方をして,なんとか授業を崩壊させないように必死なのである。

そして,その生徒が塾や予備校で相談すると,また違ったことを言われたりする。基本的には受験科目の授業を売りたいわけだから,こちらも必要以上に多くの科目やコマ数を取らされる可能性がある。塾や予備校は授業は成立するわけで,最も大切なのは授業をたくさんとってもらうことなのである。お行儀のわるいところだと,生徒の面談時に友達を連れてくるように勧誘指導をするようだ。これっぽっちもその生徒の学力向上と合格に向かっての指導でなかったりする。

だから,相談して話を聞いても,それを100%鵜呑みにするのでなく,総合的にちゃんと考えて結論を出さないと,本当に人生が変な方向に行ってしまいかねない。

そんな方は,第三者的に相談に乗ってもらえる人に意見を求めるべきなのだ。
医者に病気を告げられても,他の専門家に聞くと違う病気だったりする。
セカンドオピニオンというやつ。

私の娘がテニスやってて膝が痛いと言うので近所の整形外科に行った。
半月板だから手術が必要と言われた。
日赤病院の紹介状も書いてくれた。
その日のうちに少し遠いが阪大医学部卒の整形外科医で茨木高校の先輩の小島さん(実名)に診てもらった。
半月板ではないと言う。
注射1本してもらって3日で治った。
手術しなくてよかった。


こういうことはスポーツしてないとあまり関係ないが,勉強とか進路のことはみんな関係ある。もっとセカンドオピニオン的アドバイスをもらった方がいい人がたくさんいる。

受験校の面談で絶対に無理と言われたところを,私の助言で受験してみごとに合格した生徒のことは前に書いた。
とにかく納得がいかない,疑問に思うことがあれば他の人にも相談するべき。たいせつな子供のたいせつな将来がかかっているのだから。

誰に相談すればいいか?

私でしょ。



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