[2011年6月24日]
学校の教員を揶揄していたら,こんなニュースが入ってきた。
すでに400人ほど被災地近県で小中高の教員増を決めていたが,今日さらに600人ほど増やすそうだ。
教員って,10人に1人くらいしか給料に見合った仕事をしていないと思うので,900人ほどの仕事のできない先生方を増やしたら余計に仕事がうまくいかないに決まっている。いや,もともとうまくいってないので,たとえば生徒の子守の当番の回数が減ることで現場担当の教員達は喜ぶだろう。人手が足りないと文句を言っているのは一部の楽をしたい教師たちだ。本当に忙しく生徒のためにやっている先生は,忙しいと言っている暇があったら仕事してるから。
10人に一人と言ったが,待てよ。
その増員される先生はどこから来るのか?
まさか,宇宙から来るわけでも,地中から湧いてくるわけでもないのだ。
すでに成人している誰かが先生という肩書だけ持って乗り込んでくる。
どこかの,たとえば大阪の腕利きのすごい実力者が行きますか?
そんなことはレアケース。
本来は採用もされないような,さらに格下で,教師失格と言われたような人もたくさん混ざるはず。
一般の教師たちよりも「まとも率」は低いだろう。
20人に一人くらいかな。
とにかく,教員を増やしても,現場で楽をしていた教員がさらに楽になるだけで,生徒に目が行きとどくようになるなんてことは有り得ない。
考えてみたらわかる。
生徒を掌握する力量のある先生が40人を見ていたら,そのクラスで問題は起こらず,一人一人に目が届いている。
その先生に50人を見てもらったら,先生はしんどいが,見ることはできる。
力量のない先生は30人でも見れない。20人学級でも問題が起こる。生徒を掌握できないのだから。
そもそも人間を掌握する能力が無いのだから,人数の問題ではないのだ。
力量のある教師ばかりなら,多くの人を配置した方が先生の負担は軽くなるのでパフォーマンスの向上は期待できる。
ところが,もともと掌握できない人が多い中に,新たな掌握できない先生を増やしても,掌握できないクラスが4クラスだったのが5クラスにむしろ増えるだけである。
無駄に人員を雇うお金があったら,ちゃんとやっているすばらしい先生の給料を増やしてあげた方が,生徒に還元されるというものだ。
文部科学省はそれでいいことをしたつもりなのか。
確信犯で現状が良くならないが,何か手を打っているというアリバイ作りのためなのかもしれない。
地震で国が崩壊するのではない。
国のベースである教育が揺らいで滅びていくのだな。
この揺れ方を表すには震度8を新設する必要がありそうだ。
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