[2011年6月28日]
化学の問題にデシケータが出てきて,生徒は誰もそれを知らなかった。
一人の生徒が必殺の質問をした。
「これ試験に出ますか?」
調べてみると,どの教科書にも載ってない。
機器を乾燥保管する超基本的なものなのにね。
こんなの試験に出る出ない以前に,理系の大学をめざしている時点で常識的に知っているものだろう。
たしかに教科書に載っていないものは出題されることは少ないだろうが,ギリギリ大学に合格することだけが人生の,君の唯一の目標なのか?
でも,ホントにそういう生徒は合格してもギリギリで,たいていは合格できない。
よほど生き方を方向転換しないとダメだろう。
何のために勉強するのか。
勉強とは何か。
これがわからずに闇雲に勉強しているのが多くの受験生だろう。
しかし,ちゃんと勉強できる人とそうでない人に分かれている。
ちゃんと勉強できている人に,この2つの答を教えてあげると増々自信を持って勉強ができていく。
できない人には答を教えてもなかなか理解できない。
価値観が違うのだろう。
しかし,私のところでやっていると徐々にそういう価値観が生まれるかもしれない。それを期待するしかない。
答を1つ書きますが,ピンときた人は合格ですね。
勉強とは「世の中をよく知ること」です。