[2011年6月30日]
本日も2名の入塾お問い合わせをいただいた。
一人目は中2生。
この方は卒塾生の紹介ということだったので,とりあえず体験に来ていただくようにお伝えした。
ただし,現在の空き枠が金土くらいしかないので,枠に余裕が出てからの入塾ということになるかもしれない。
もう一人は突然夕方に親子3人で来た高3生。
理学療法士になりたいそうだ。
英語の長文が苦手なので見て欲しいということだった。
で,単語は覚えているか聞いてみると覚えていないとのこと。
いや,それは長文が苦手なのではなく英語の勉強をしたことがないというのではないかとツッコんでしまった。
残念ながらそのレベルで週に1〜2回来ていただいても学力向上が入試に間に合うとは思えなかったので入塾をお断わりした。
どうやら週に1回くらい長文のレクチャーを受けたら合格できるように思っていたようなフシがある。
本当は入塾希望の方はすべて受け入れてあげたいのだが,人数も飽和してきているので実質上募集停止状態である。
まあ,お金もうけに走るならもっと人数を詰め込んで見れないこともないが,100の器に100のモノを詰め込むのは危険だと考えている。
昔から私はそういう主義。
自分の能力が10なら8か9でやめておく。
いざという時は10のパワーをいつでも出せるようにはしてある。
でもそれではしんどいし,長続きしないのだ。
かつてかなり勉強したようなことを書いたが,1日に12〜13時間程度でやめておいた。本当は15〜16時間やるパワーはあったのだが,余裕をもって計画していた。
友人との待ち合わせも出勤もそうだ。
8時に行くべき待ち合わせなら7時半くらいには着くようにしていた。
とにかくあらかじめ余裕をもっておくことが大切だと考えている。
大学入試なんて,高3になってからあわてて取り組んでも全く遅い。もっと前から少しでも武器を身に着けておかないとダメなのである。
塾には3人座れる長机と予備机あわせて詰め込めば32名が座れる。
しかし,現在の基本定員は半分の16名としている。
生徒も身体の大きい高校生もいるし,テキストや教材を広げて演習しやすいので3人用の机に2人しか座らせない。
この各自の固有スペースの広さはすなわち快適さである。
快適な環境で演習することを第一に考えているので,多くの人数を詰め込むのはよろしくない。
一方で,私のキャパシティーの問題もある。
今の人数なら全員の教材設定を十分に時間をかけて行える。
もう少し人数が増えると時間が足りなくなる。
前回の演習内容と今のその生徒のすべきことを総合して教材をセットしていくのだが,かなり時間と頭脳を消費する。
同じ中学の生徒でも微妙に教材の設定を変えていたりする。
試験前は試験の日程と来る曜日,日数などを全部頭に入れて設定していく。
この細かい作業は素人さんには到底できないと思いながら毎日相当な時間をかけてやっているのである。
そんなわけで,現在の生徒さんの人数くらいでちょうど私的にはいい状態なのである。
夏期講習も同じことで,中3と高3に案内したらほぼ完売状態になってしまった。1年生や2年生は少し残った隙間時間を使うくらいしかできない。まあ,3年生優先ということでご理解いただきたい。
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