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尾崎塾
富田教室

[2011年7月9日]

オープンキャンパスに行っても意味がない

この夏も全国の高校,大学でオープンキャンパス真っ盛り。

私の考えはこうだ。

「そんなもの行くヒマがあったら勉強しろ。」


どの学校も生徒を集めるためのイベントなのだから,せいぜい自校の良い所ばかり集めて見せるだけだ。
行って悪い印象になるわけないし,その学校への意欲が高まるとかいう。
しかし,極端な話,偏差値40の子が偏差値60のオープンキャンパスに行って,ぜひここに入りたいと思ったとしよう。
はっきり言って無理だろう。
誤解のないように。
偏差値40から60が無理なのではなく,オープンキャンパスに行ってはじめてそこを目指すという志望動機では無理だと言っているのだ。
偏差値60の学校(高校も大学も)なら,オープンキャンパスなどで表面的な良さを見ても計り知れない,ずっと奥深い魅力があるものなのだ。
その魅力を知っているからこそ高学力の者が早くからそこを目指して頑張っているのだ。
昨日今日になって,その大学の魅力を知った人間はその点が欠落している。
偏差値40から60にするには相当な頑張りが必要だ。
しかし,志望動機が上っ面だけのものでは頑張れないと断言できる。

もう一つ誤解のないように。
学校見学が悪いと言っているのでもない。
本当の学校の姿を見るなら,オープンキャンパスの日は最悪なのだ。
普段の日に見学に行けばよいのだ。
特に大学で特定の分野に興味のある人は,研究室なりゼミのホームページから直接見学を申し込んで見せてもらえばいい。
どの研究室も断わりはしない。
むしろそういう意欲ある学生を歓迎するのだ。

オープンキャンパスというのは本当に無駄な時間をすごすことになる。願書をもらえるとかいうが,そんなものどこでももらえるだろう。

昔,学校で夏期講習のときに「オープンキャンパスなので休みます。公欠になりますか?」と聞いたアホが何人もいた。

塾の講習をオープンキャンパスのために欠席するのは非常にもったいない。1日分の勉強で合格に近づけるのに,1日を無駄にすごして講習費も無駄に払うみたいな。

この夏も全国でこの若者たちの膨大な貴重な時間が無駄に費やされていくのは何とももったいないと思う。

原発を停止するより,オープンキャンパスを禁止する方が,全国的に若者の学力が上がって世の中のためになると思う。



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