[2011年7月19日]
この台風,動きが読めない。
というか,動かない。
今朝からずーっと四国南岸あたり。
通常,台風は太平洋高気圧の西縁を通って偏西風に乗ったら加速するのだが,偏西風の強いところが北の方にあってそこへ届かずに停滞している。
太平洋高気圧もオホーツクの寒冷渦が頑張っていて遠慮しているので,しっかり日本を覆っていない。
だいたい台風の進路は500hPa高層天気図の等高度線に沿うのだが,それで言うとほとんど傾斜のないところに今いるのだろう。
しばらくすると,一応東南東に向かって等高度線があるので,そっちにむかって移動するだろうという予想だ。(下図)
しかし,滞留時間は読みにくいので,予想外に早く動き出すかもしれないので注意が必要だ。
逆に長く滞在すると積算雨量も増え続けるので心配。
とんでもなく被害をもたらす可能性がある。
津波はめったにないが,今回の台風も相当めずらしいタイプだろう。
十分に注意して過ごさないといけない。
津波の教訓は他人事ではない。
こういった,台風のときも最悪を想定して対策をしておくべきだろう。
準備が無駄になっても後でたいしたことなかったと言って喜べばいいのだから。
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