[2011年7月20日]
昨日も入塾の問い合わせを2件いただいた。
たいへんありがたいことなのだが,現在はほぼ満席なので早朝枠と土曜日のみ受け入れ可能である。
たまたま2件とも高1生だった。
来年度からこの時期の高1生は受け入れないことにする。
理由は,この時期に駆け込んでくる高1生は,きまって定期考査の欠点科目をどうにかしたいという生徒ばかりだから。
多いのが「モルがわかりません。」
で,化学を受験に使うのかと聞くと高1ではまだ決めていないのがほとんど。
あるいはモルがわからないくらいだから理科が苦手なわけで,文系と決めていたりする。
文系でもセンター試験で化学を使う場合もあるが,私立文系だと言われるとどうしようもない。
つまり,次の定期考査の赤点が怖いので目の前の試験だけなんとかしたい一心なのだ。
要するに,勉強がその場しのぎの発想になっている。
ウチの塾の看板には「受験指導」と書いてある。
その場しのぎの短期記憶的な勉強ではなく,来るべき受験にそなえて早目にコツコツ,地道に基礎基本を定着させていくような指導をやっているわけ。
そこにその場しのぎ大好き人間が入ってきても,全く合わない。
少なくとも高1終盤で,文理と受験科目がある程度決まってからの入塾をお願いしたい。
誤解のないように。
その場しのぎが悪いと言っているのではない。
ましてや定期考査の勉強はそういう要素も多分にある。
その場もしのげないようでは全くダメだとも言える。
だからそういう塾もあっていいし,繁盛している。
たぶんウチの塾より高いけど。
ウチの塾はその場しのぎは売ってないということ。
それだけのこと。
無性に腹が減ってじゃがりこを食べたくなったとする。
高級料亭に駆け込んでもダメでしょう。
おやつを食べるのが悪いと言っているのではない。
じゃがりこは美味しい。
空腹を今だけしのぐのにじゃがりこはいい選択だ。
でも,料亭には売ってない。
吉野家とか王将にも売ってない。
コンビニなら売っている。
でもスーパーでたまに安売りしているのと比べたら高い。
スーパーへ行くと,その日は安売りしていなかったりする。
結局マクドへ行く。
そこでこう言ってみよう。
「じゃがりこ下さい。」
その勇気があれば受験なんて怖くない?
そこで店員が,
「チーズ,サラダ,じゃがバターのどれになさいますか?っつーか,ここはマクドやで,なめとんかワレ!」
とノリツッコミで返してくれたらその店員の偏差値はさらに高い。
そうか!ウチの塾もそうすればいいのだ。
「定期考査一夜漬けコースですね。かしこまりました。最近,このコースは人気なんですよ(ニコニコ笑顔で)。」
・・・・2年後・・・・
「このままでは受験に使える科目がありませんねえ。っつーか,ここは受験指導の塾やで。一夜漬けコース選んでどーすんねんワレ!」
超長いノリツッコミ。
たぶん大阪で一番「怖い」塾として有名になれるな。
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