[2011年9月3日]
センター試験の受験案内の配布が始まっている。
現役生は学校を通じてしか出願できないので学校の指示にしたがって出願する。
浪人生は自分で入手。
各大学の窓口または郵送で手に入れる。
現状,国公立大学に行きたい人は必ずセンター試験を受けないといけない。
今年は大きな変更があるので出願で失敗しては話にならない。
ボルトのフライングよろしく,出願時点でアウトということもある。
特に地歴公民の教科事前登録は間違うと受験できる大学がせばまってしまう。
次の5パターンから選ぶのだが,
? 地理歴史から1科目
? 公民から1科目
? 地理歴史から2科目
? 公民から2科目
? 地理歴史から1科目・公民から1科目
多くの受験生が陥る間違いを指摘しておく。
「現時点の第一志望大学を受験するとは限らない」
のである。
たとえば今の志望大学が?とか?とか?で受験できるとなれば,それを出願時点で選んでしまうかもしれない。
よく考えよう。
今から学力がグーンと伸びて(そのつもりで勉強しよう)2ランクくらい上の大学が狙えるようになっているかもしれない。
その大学が?や?のパターンを指定していたらどうする?
いや,それなら当初の志望を受ければいいという逃げもある。
現実に可能性が高いのは,思ったほど学力が伸びず,当初の志望大学が不可能に近い学力の場合。
しかし,少し下のランクの大学なら合格する力があるとする。
どうする?
ここで問題が生じる。
その一見ランクが下の大学が,?とか?の指定である可能性もあるのだ。
同じことが志望学部の変更でも生じる。
文学部でなく法学部にしようと思ったら受験不可能だったりするかもしれない。
世の中の基本は,地歴を含む2科目を勉強すること。
1科目であったり公民のみという「楽な」選択をする人間には選択肢が少ないということ。
科目数を少なく,てっとり早く受験に必要最低限のことしか勉強しない主義の人は,そもそも国公立大学に必要のない人材ということ。
以上の観点からよほどの理由がない限り?か?にしておくべきだと思う。
?と?も迷うかもしれないが,私のおすすめは?だ。
なんやかんや言っても日本史や世界史よりも倫理政経の方が圧倒的に得点しやすいから。
それと,得点開示するかどうかの選択。
これは受験の可否や合否に直接関係ないが,合格するにせよ不合格になるにせよ,自分がどれくらい得点したのかを正確に知っておくことは今後の人生にプラスになると思う。
800円余分に取られるが開示を選ぼう。
多くの人は自己採点の点数と開示された点数の差に驚く。
原理的にはありえないが,かなり多いようだ。
へたすると50点以上差があったりする。
マークミスや転記ミスなど,自分がミスをする人間だという確認にもなるだろうし,逆にそういうミスのない人間だという自信を持てるかもしれない。
ちなみに私の共通一次は得点開示はなかったし,小問の配点が不明のところもあったので今の制度がうらやましい。
私はマークミスなどはほとんどしない人間だった(過去形?)ので,たぶん自信を深めただけであっただろうが。
にほんブログ村