[2011年9月8日]
原子力発電所の事故で福島県内の市町村が税収の減少について、東京電力に損害賠償を求めていく方針とのこと。
東電が全く悪くはないとは言わないが,税収減まで責任とれないと思う。
根本的な責任の所在を間違ってはいけない。
原子力発電は国のエネルギー政策としてやっていること。
だから,電力会社はそれをやらなければいけなかったのだ。
リスクがあるのでウチはやりませんというシロモノではなかったはず。
だから,安全性などの管理は国がしっかりと指導すべきだった。
にもかかわらず保安委か何かが全く機能していなかった。
ここに重大な責任がある。
賠償請求するならそこでしょう。
もっと言えば,そのリスクを背負って電力を供給してくれていた私企業の東電にはもっと感謝していいくらいだ。
国の政策には国民全員に責任があるともいえる。
税収が減ったとしても,それは国民全体で受け入れるしかないだろう。
今回の訴えがまかり通るなら,さらにさらに電力料金が跳ね上がることになる。
今1kWhで20円くらいだが,そのうち200円とかになるかもしれない。1か月の電気代2万円の家庭が20万円払えるのか?
いじめとか腹いせみたいな東電たたきはやめた方がいいと思う。
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