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尾崎塾
富田教室

[2011年9月11日]

9.11と3.11は本質的に違う

あの9.11から今日で10年。

たしかにあの時はかなり衝撃的だった。

ニュースステーション見てたら飛行機が突っ込んだとの速報。

事故かと思った。

2機目?

こんな事故が続けて起こる??

テロというのがわかるまでしばらくかかった。

その後アメリカの対テロ報復で世の中が動いていった。


同じ11日ということで9.11と震災3.11が同じように取り上げられる。
しかし,この両者は本質的に全く違うものだという認識を持たないといけない。
震災には報復する相手がいないのだ。
強いて言えば自分たちが自戒,反省するしかない。

M9クラスの地震は今後も人間がいくら努力しても発生する。

テロは人間が努力すればなくせる可能性がある。(難しいが・・・)

極端な話,人類が滅んだらテロは無くなる。

人類が滅んでもM9の地震は発生する。
(人類がいなければ被災者もいないのでそういう意味では同じか・・・)


テロは人の心の問題。
震災は人の心がけの問題。


テロは起こらないように社会を変えていかないといけない。
震災は次の被害を減らす方向に社会を変えていかないといけない。


自然災害は地震・津波だけではない。
先日の紀伊半島の豪雨もそうだし,他にも火山噴火に備えたりしないといけない。

たぶん大きな噴火があったら今回の津波よりも被害が大きくなる。
今,誰もそんな議論をしていない。
非常に危険な状態だと思う。




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