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尾崎塾
富田教室

[2011年9月14日]

空を見るといろいろ見える

昨日,福岡に行くときに新幹線から見た空が面白かった。

積雲がいっぱいあって,高積雲があって,さらに巻雲もあった。

新幹線はスピードが速いので,それらを見上げていると,近くにある積雲と中くらいの高積雲と遠く高くにある巻雲で見た目に動くスピードが明らかに違うのだ。

あたりまえのことだが,近く低く浮かんでいる積雲は,それこそ新幹線の速度くらいビュワーンと流れていく。
高積雲はゆっくり動いていく。
その先の巻雲は止まったかのようなわずかな動き。

地上から雲を見上げると,どの雲が低くてどの雲が高いかは見分けにくいが,新幹線に乗るとそのスピードで遠近の判断がつくのだ。

雲の観望会の会場に新幹線のデッキとかいうのもありかもしれない。


今日も月が見えているが,うっすらと暈(かさ)がある。
巻層雲があるのだ。

巻層雲は非常に薄い高層の雲なので,それ自体は見えないが,月や太陽に暈ができることで存在がわかる。

そのすぐ東に先日紹介した木星がある。

木星のすぐ横にくじら座のミラがあって,2等星くらいで輝いているはずなのだが,薄雲のせいかよく見えない。

ミラは変光星で,2等くらいになるのはかなり明るい時だ。
今見ておかないと,数週間でまた暗くなる。

自動車の名前になっているが・・・
スバルとかカペラとか,自動車に星は似合うかもしらないが,どうしてミラ?
あまり学校でも習わないような変光星の名前になぜしたのか聞いてみたいものだ。

空を見ていると飽きることがない。



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