[2011年9月17日]
小1を今年度40人から35人にしたのでクラス替えの必要性(混乱?めんどう?)が生じ,来年度の小2も35人学級にするらしい。
もともと小1,2年生を30人学級にということだが,予算の関係で順次ということらしいが。
以前から指摘しているように,人数が減ったら教育効果が上がって目が行き届くからいじめなどの問題も起こらないかのように現場教職員は言うが,実際はほとんど全く変わらない。
したがって,30人学級では問題が減らないので25人学級にする案が浮上して・・・
そのうち5人学級になったらその後は?
マンツーマンの個別指導!
指導力のない先生は40人でも35人でも指導できない。
指導力のある先生は45人でもできていたわけだ。
今までなら,指導力のある先生に45人見てもらえていたのだ。
35人になったら10名の子たちはロクデモナイ教員が担任することになる。
むしろちゃんと見てもらえる子どもが減ってしまうのだ。
クラス定員を減らすということは学級数を増やすということ。
教員の数を増やす(減らさない)ということ。
本来なら淘汰されていくべき教員が生き残れるということ。
そもそもが教員の雇用確保という組合的な発想なのである。
全体としては,ほとんどメリットのないことだろう。
文科省は考え直すべきだと思う。
塾も同じで,大規模集団授業でしっかりと学力をつける指導力のある塾もある。
少人数とか個別だが,わけのわからない大学生がおしゃべりの相手をしているだけのところもあるだろう。
教育は教える人数形態の問題ではないのだ。
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