パソコン版を見る

尾崎塾
富田教室

[2011年9月25日]

落合博満氏に学ぶ不言実行

いつものように西宮球場はガラガラだった。

特にロッテ戦やし。

試合状況は忘れたが,阪急リードではあったと思う。

バッター落合博満。

ピッチャー小野ヤスシ,いや山沖。

打ち上げた〜キャッチャーフライ!

当時の落合さんは手が付けられないくらいすごかった。

よくぞ抑えた山沖!

と思ったら・・・

藤田,落球 (ー_ー)!!

おいっ,せっかく打ち取ったのに・・・ほんでホームラン打たれたらどーすんだ!?

と山沖は思いながら投げたに違いない,その球を,落合さんは,

本当に,しかも場外ホームラン・・・



ずーっと落合さんを見続けてきた。

三冠王を取りますと言って実際に取ったりしたので有言実行の人のように思われているが,実は不言実行の人なのだ。

練習が嫌いだと言ってはばからなかったが,きっちりとしたしんどい練習をするから嫌いだと言っているだけで,練習量は誰にも負けないくらいやっていたのだ。

実はこれは中高生の勉強にも言えることである。

学校で勉強のできる人を見て,できない人は悩む。
どうして自分は勉強できないのか。
あいつはあまり勉強していないみたいなのに90点。
自分はこれだけやったのに60点。

話は簡単で,できる人は10時間勉強してもまだ足りないと思っている。だから勉強はあまりしていないと思っているし,他人にもそのように話す。

できない人がその話を聞くと,自分は頭が悪いので勉強してもできないのだと勘違いする。
しかし,自分の勉強は5時間もやったらすごくやったと思っているにすぎないのだ。

いや,単に時間だけの問題ではない。
質も全然違う。
だから,日々,どんどん実力に差がついていくのだ。

やりたいことができるようになるためには何をすればいいか。
それをひたすらやるのみ。
こういう人を不言実行型の人というのだが,やっていることを他人に言う必要はないし,本人は実際にたいしてやっている感覚はないのだ。

落合さんと比べるのはおこがましいが,自分もだいたいそういうタイプだった。
勉強もテニスの練習もあまりたくさんやるように友人たちは見ていなかったと思う。
でも,今考えると実際は他の人よりもかなりやっていた。

世の中そういうものだと思う。
ちゃんと努力した人が成績を残す。
当たり前のことこそが真実なのである。
落合監督の率いた中日の好成績もその証拠といえるだろう。


監督交代で中日は来年からまた弱くなる。
プロ野球ファンとしては残念なニュースであった。
オリックスの監督やってくれないかな。



にほんブログ村 受験ブログ 受験塾・進学塾へ
にほんブログ村