[2011年10月1日]
いわゆる維新条例案だが,これは実施されない方が世の中のためになる。
政治がどうのこうの言うつもりは全くないがうまくいくはずがない。
というのは,実際に現場の過半数の教職員が反対の署名をしているし,署名をしないまでもよくないと感じている者もいるだろうから。
現場で過半数がよくないと思っていることを実施してうまくいくはずがないのだ。
たとえそれが本当はいい内容であっても,その良い面が実際上うまく機能しないだろうから,全く無駄になる。
もしも,本当にいい内容なら,時間をかけて十分に議論すればまだ有効性も生まれるだろうが,その時間もとらずに拙速にことを運んでいるようだ。
たしかに現場ではちゃんと働かない教員も多いだろう。
しかし,その教員を懲らしめる&排除するために全体の教育が機能しなくなるようなやり方は本末転倒である。
機能しなくなった公立の高校に生徒は行かなくなる。
学力最上位層は公立でもいいだろうが,3番手校くらいからは私学にどんどん流れていくだろう。
あまり教育の意識のない庶民は知らずに公立に入学して,荒れ果てた学校で教育らしきものを受けられず,社会のお荷物となっていく。
そんな心配があるということをマスコミはあまり報道しないので,各人がしっかりと本質を見抜かないといけない。
asahi.comより
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