[2011年10月4日]
干ばつが続いている時には雨乞いすることもあるので,何をもって良しとするかはわからないが,今日は「いい天気」であった。
朝から巻雲があちこちに見られ,秋らしい澄んだ空だった。
怪しげな飛行機が3機,中国の方向へ飛んでいった。
飛行機雲ができてはすぐに消えていた。
今日は福岡でちょうど天気の講義だったので,巻雲の話を枕にしてみた。
巻雲のような高層ではもちろん非常に寒いので,あの雲の粒は全部氷の粒だ。
上空でもしも過冷却の水滴があっても,水に対する飽和水蒸気圧よりも氷に対する飽和水蒸気圧の方が小さいので水滴はどんどん蒸発して氷に昇華するのだという話。
わかったかな?
まあ,わからんだろうな。
そもそもこういった飽和水蒸気圧の題材は化学?で気液平衡のところで出てくる。
しかも化学?でも氷晶が成長するような条件の話まではつっこんでやらないと思う。
それを文系のセンター地学で問うのはどうかと思うが,実際に過去問で出題されているのだから困ったものだ。
そんなこんなで,とにかく理由があって巻雲ができているのです。
まあ,授業では飛行機雲にもふれたし,授業の題材が実際に見られる天気だったということから「いい天気」であったという話。
明日はいい地面になりますよーに(^^ゞ
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