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尾崎塾
富田教室

[2011年10月23日]

そろそろ忘れてますね。

そろそろ半年以上経って,日常の中に「地震」について全く考えなくなっている自分にお気づきだろうか。

そんな勝手な人間の気の持ち方とは全く別に,地震はやってくる。

震災は忘れたころにやってくるという言葉は,半分あたってない。
忘れていなくても地震は起こる。
ただ,忘れていない人が多いと被害は少なくできるはずだ。
今一度,地震だけでなく周囲の防災環境を確認してはいかがだろうか。

塾で生徒が何かを覚えるときも,すぐに忘れてしまう短期記憶では翌日の考査は乗り切れても受験にはつながらない。
いかに長期記憶に昇華させるかが難しいところだ。
長期記憶にするには,それこそ毎日毎日体で覚えるくらいに刷り込まないといけない。

地震は本当にいつ来るかわからない。
常にそう思っている状態を10年間続ければ,それは長期記憶化されると思う。

今日もトルコで地震があって,多くの人が亡くなっている。
これが日本で同じ人数が亡くなったらと考えたことがあるだろうか。
トルコ人が1000人死んでもどーってことないのが日本人。
あなたも日本人。

そう言われたくなければ,もっと海外の被災者に心を痛めてもいいのではないだろうか。

日本人は特にそういう癖がひどいと思う。
東北での震災はすごく心を痛めたはず。
それでさえ,日常の自分はもう忘れかけている。
今日起こったトルコの震災は3日もせずに忘れてしまう。
そういう人間が非常に多いのだ。日本は。
あなたも日本人。

みんなの心の持ち方で被害を少なくできるのだ。
今我々がすべきは将来に向けて,防災意識の高い子孫を増やしていくこと。

そのために理科教育は特に重要な役割を果たすはず。
正しく自然を認識できる子たちを増やしたい。
そういう方向に世の中が動いて欲しい。

都構想は将来の命をどれだけ救えるのか?
教育が良くなる方向へ府民,市民が動いてくれることを祈る。



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