[2011年11月13日]
以前にペンの持ち方について書いたことがあるが,それを上回る出来?のすごい生徒が現れた。
親指と人指し指と中指がペンに接する持ち方が正しいと思っていたら,最近の生徒のほとんどが親指をペンにつけない持ち方であった。
もっとすごいのがコレだ。
たしかに親指がペンに接しているのだが・・・
こういう持ち方はちゃんと矯正(強制?)すべきだという声もあるだろうが,私は容認派。
持ち方は本質的ではなく,書かれたモノが重要だと思う。
実は私の曽祖父=日下部鳴鶴はすごい筆の持ち方で有名な書道家だった。
廻腕法といって,筆を5本の指の腹で持ち,筆は垂直に保ち,手首と肘と肩を水平にして腕をぐるっと廻して書くのだ。
そんな持ち方をしたら書きにくいだろうと思えるが,いろいろと中国の人とやりとりしながら独特の理論でその用筆法を極めていかれたようだ。
そういう血筋もあって,持ち方がおかしいなどとは言わない。
書かれたものがしっかりしているかどうかを評価すればいいのである。
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