[2011年11月28日]
大阪府・市の公務員の皆様にはお見舞い申し上げます。
特に大阪府立高校にお勤めの方の心中はかなり複雑でしょう。
確かに,現状の公立高校の教育が良いかと言えばそうではないと思う。
ならば改善していけば良いのだが,教員もやはり今までの「楽ちんな」仕事に慣れているので急にちゃんとしろと言われてもなかなか自主的にはできない。
ある程度強制的にちゃんとさせられるのは仕方ないだろう。
教員の皆さんはいろいろ反論したくもなるだろうが,それは学校の中だけで通用する論理が大半であることを自覚された方がよい。
反論するのは本当にちゃんとやっていたごく少数の教員か理屈ばっかり達者なごく少数の全くダメな教員だけである点も見逃せない。
ほとんどの教員は文句も言わずに決定に従うだけだろう。
普段からちゃんと考えてなかったから意見が言えないのだ。
早ければ来年度から新しい感覚の校長やお上が厳しい要求をしてくる。
中にはトンデモない要求もあるだろう。
それを実行しては生徒のためにならないこともかなりあるだろう。
なんといっても教育の素人の思いつきを要求してくるのだから。
【予報1】:「空から理不尽な要求が降ってくるでしょう。」
【予報2】:「降る確率は20000%です。」
しかし,それに反発すると確実にクビになる。
本当に今までちゃんとやってきた教員もクビ。
全くやってなかったダメ教員もクビ。
ちょっとズルいダメ教員はうまく立ち回ってクビにならないですむ。
さて,多くの教員たちは表では文句は言わない。(言えない)
トンデモな要求が生徒のためにならないとわかっていても従うのみ。
でも,本当は良心が人一倍あるのでストレスが溜まってそのうち病気になる。
生徒のためにならないことは教員も力を入れてやらない。
結局は成果がでない。
生徒はそういうのを敏感に察知する。
教員の言うことは聞かない。
生徒は荒れる。
【予報3】:「学校は確実に荒れ模様になるでしょう。」
生徒・保護者から校長にクレームがくる。
そういうのに耐えられない校長がすごい剣幕で嵐のように現場教員を叱りつける。
【予報4】:「ところにより暴風が吹き荒れるでしょう。」
あ〜 どんどん悪循環。
この先何年かは公立高校の内部に亀裂が入り,崩壊がどんどん進む。
【予報5】:「地盤が弱いところは斜面崩壊・土砂崩れにご注意下さい。」
全く機能停止状態になった府立高校を見て,府民は気づく。
これではダメだ。
そこで,本当にちゃんと教育というものを考えないといけないと気づく。
そういう志を持った人が現れて支持を得て府知事に就任する。
その頃には公立高校は壊滅状態で,津波に遭った町と同じく更地状態。
また同じような仕組みを作ってはいけない。
それこそ世界に誇れるような教育実践をする大阪に生まれ変わることができるかもしれないのだ。
20年くらいかかりそうだが・・・
【予報6】:「その後ゆっくりと回復に向かうでしょう。」
そういった「転機」になるであろう今回の選挙結果であった。
【結びの言葉】:「以上,大阪の転機予報でした。」
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