[2011年12月22日]
今日は昼の時間が一番短い日。
冬至。
冬に至る?
よくある勘違いに,今日が日没の最も早い日と思っている人がいる。
実は日没が最も早い日は既に過ぎている。
日の出が最も遅い日は1月のはじめ頃になる。
その中間で,昼の時間の最小値をとるのが今日=冬至なのだ。
お気づきと思うが,冬至の日は12月21日だったり22日だったりする。
冬至は天文学的に地球の公転に依存する話なので,自転の周期に関係する12月何日かはずれるのだ。
うるう年に1日加えるわけだから,年に4分の1日は誤差が出る。
21日か22日のどちらの昼間が短いかはビミョーに計算しないとわからない。
日の出の時刻の最も遅いのは来年になるが,その頃ちょうど地球と太陽の距離が最も近くなる。
これを近日点通過という。
ケプラーの第二法則によって,近日点で公転速度が最も速くなるので,その関係で日の出が遅くなっているのかもしれない。
計算したことないからわからない。
1年で最も寒い時期に地球と太陽が最も近いというとおかしな気がするが,これはたまたま我々が北半球に住んでいるからであって,南半球の人にとっては今ごろは夏なのだ。
だから,南半球の学校で,季節の原因は太陽と地球の距離ですと教えたら皆信じるかもしれない。
というわけで,どういうわけか今日はゆずとかぼちゃが売れる。
南半球の人はゆずを食べてかぼちゃ風呂に入るといいと思う。
さて,明日から冬期講習につき,ブログは休止します。
よいお年を〜
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