尾崎塾
富田教室

[2012年1月16日]

センター物理はエネルギーの原理を使うと吉

今回のセンター物理もエネルギーの原理を利用する問題が出た。

第４問の問１は，力学的エネルギー保存則を適用すると簡単に解けるのだが，エネルギーの原理をちゃんとわかっているならそれで解いた方がよい。
エネルギーの原理より求める運動エネルギーはされた仕事に他ならない。
だから重力による仕事mgdとばねのする仕事1/2kx^2の和なので?が正解だと一目瞭然。

問４問５あたりはエネルギーの原理をわかっていない者には手ごわい問題。
問４：PからQまでで考えると運動エネルギーの変化は０である。
したがってされた仕事の和＝０という式を立てたらOK。
０-０＝mgh-0.7mgh-μ´mgLより簡単に求められる。
問５：さっきの問題より，一回のAB通過による仕事は-0.3mgLである。だからmgLのエネルギーを「消費」するには３回とちょっとあればよい。
つまりAを３回通過して，次の４回目の途中（３分の１進んだところ）で止まる。

本問は仕事と運動エネルギーの関係がわかっている受験生は暗算で秒殺できる問題で，わかっていないと難問になる。
こういうのを良問というのだ。



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