[2012年1月24日]
Vもしの結果が返ってきた。
偏差値は全く学力に変動がなかったとしても上下する。
偏差値というものをよく理解していないと進路を誤ることになる。
通常,学力が上昇しているときでも偏差値は株価のように上がったり下がったりする。
だから一喜一憂してはいけないのだ。
だが,前回よりも偏差値が低いと学力が下がったかのように思う人も多い。
決してそんなことはない。
特に中3の最後のこの時期はみんなが勉強をはじめるので,その人たちと比べて顕著に頑張っていないと偏差値は上がらない。
偏差値が相対評価である点がわかっていないと誤解してしまう点である。
つまり,偏差値を秋からずーっと50をキープしているのはそれはそれで世間並みには頑張っているのだ。
しかし,厳密に秋に50で今も50なのかというとそうでもない可能性があると知っておかねばならない。
たとえば,秋には偏差値47程度が実力相応だったのが,ちょっとできすぎて50だったかもしれない。
今は偏差値53くらいの力がついているのに相性の悪い出題で偏差値が50になったのかもしれない。
もしの偏差値は50→50ではあっても精密に学力検査を(全範囲で繰り返しいろんな出題パターンをして調べる?=不可能)したとすれば,47→53とかなり上昇している可能性があるのだ。
さらに,先ほど述べたように,仮に50→50であってもそれは偏差値が横ばいなだけで,世間の頑張る受験生並みにちゃんと頑張っているのだ。
普通にすごしていても学力の絶対値は確実にかなり上がっていることになる。
考えてみたらわかる。
中2の偏差値50と中3の偏差値50でどれだけ学力差があることか。
中2の生徒に3年生のもしをやらせたら偏差値10は確実に下がる。
偏差値は母集団の学力の真ん中にいたら50になるような数値なのだから。
そこで今回のウチの塾の結果を見てみよう。
夏から4回連続で受験した生徒が8名いたので,そのグラフを示す。
各回をみると上がったり下がったりしている生徒もいるが,それは先の理由によるもので,プラスマイナス2とか3は誤差の範囲だ。
しかし,統計というものがある。
8人の平均した値というのは毎回の個々の不確定原因を相殺して全体の傾向を反映する。
それはどう見てもプラス5くらいになっている。
夏以降からどの中3生も頑張りはじめているその中でプラス5というのは,明らかにウチの塾生は周囲よりもよくやっていることになる。
というのが結論かな。
この8人は特に優秀な生徒を集めたのではない点にご注意いただきたい。
事実偏差値は上から下までばらばら。
誓って成績の下がった生徒を間引いたり(データ改ざん?)してないし。
チラシに「2ランク上をめざそう」と書いたりもするが,あながちウソを言っているわけではなさそうだ。
公立後期まで1か月半以上ある。
まだまだ1ランクは上げられるのでは?
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