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尾崎塾
富田教室

[2012年1月26日]

錦織圭が世界で活躍して当然な理由

もちろん私は受験指導のプロであるが,テニスの専門家でもある。(知らなかった?)

錦織圭君のことを書かないわけにはいかないだろう。(いや,べつに書かなくても・・・)

実は,圭君の躍進とウチの塾には共通点があるのだ。
(今回は長文ですから覚悟して!)

圭君があれだけの活躍をした最大の原因は日本ではなくフロリダを練習拠点にできたからである。
これは間違いない。
逆に言うと日本人が世界に通用しない原因は日本でテニスをやっているからだ。
細かいことを言うとキリがないが,とにかく世界で通用する練習ができる場所に行けたのが大きい。
資金援助したのはあのソニーの盛田さん。
やはり世界的な眼を持った人はやることがすばらしい。

では環境が違うとどれくらい違うのか。
実は私の娘にもテニスをさせていた。
で,ジュニアフェドの監督である岩本氏がフロリダで1か月見てくれるというので行かせたことがある。
1か月で何か変わるのかと半信半疑で渡米させたのだが,帰ってきてビックリした。
こんなにも変わるものかと。
すごい選手になって帰ってきたのだ。
スピードもバランスもすばらしい。
全日本でも通用するような選手になって帰ってきた。

さらに驚いたのは,帰国後の変化。
日に日に明らかに渡米前の状態にもどっていく(^^ゞ
これにはまいった。
環境とは恐ろしいものなのだ。
順応性があるといえばそうなのだが,悪い方にもすぐに順応してしまう。
でも帰国後すぐの大阪のトップジュニアが集まる大会で3位に入賞した。
渡米1か月でかなり力量がつくのはまちがいない。

で,娘が渡米中に錦織圭君の写メを送ってきた。
隣で圭君が練習していたわけだ。
彼は1か月なんかでなくずーっとフロリダでやっていた。
日本に帰らないのだから,どんどんいい方向に変化していく。
結果,日本で練習する日本人が到達できない領域になるわけ。
ちなみに松岡修造もアメリカで練習したからああなったのだ。
柳川高校でやっていたが,日本ではダメだと気づいたから世界で活躍できた。
練習環境こそが決定的に選手の能力を決めるのである。

長くなりましたがここから本題。(ここから?\(◎o◎)/!)

勉強も同じことがいえる。

勉強する場所=環境が決定的なのだ。
いい例が公立中学校による学力格差。
だいたい同じ年齢の生徒が同じ数集まって,あれだけ学力差がつくのはおかしくないか?
A中学の内申7の子はB中学の内申9の子よりも実力テストで点数が高かったりする。
使っている教科書は同じ。
先生の教え方もほぼ同じであっても学力差は歴然と発生するのだ。
想像だが,本当に先生の教え方はほぼ同じだと思う。
しかし,「あたりまえ」のラインが違うのだ。
これ覚えていてあたりまえ。
この計算できてあたりまえ。
そういったできて当然のラインが学校=地域によってある。
平均学力の低い学校の生徒が英単語を50個覚えていたらまあまあだと自分では思っている。
別の学校では100個覚えていてもまだ足りないと思っている。
そんなかんじでレベルに差がついていく。
どちらの学校の先生も100個覚えなさいと指導していてもである。

こういった意識の差によって学力差がどんどん拡大していくのだが,これは中学だけではない。
公立高校どうしでもそうだし,同レベルの生徒が入学した公立高校と私立高校でも差が生じる。

公立高校ではバイトをして楽しく学校生活を送るのがあたりまえ。
私立高校では原則バイト禁止で勉強中心の生活があたりまえ。
3年後に進学する大学が歴然と異なってくる。

意識の高い,勤勉な学生が多い大学と,今までいいかげんにやってきても入学できるランクの大学ではもっと意識の差がある。
就職の時に実力に雲泥の差が生じるのは自明の理。

テニスにもどるが,今回全豪ベスト8の圭君。
そのうちグランドスラムで優勝して「当然」というのが彼の設定しているラインだと思う。
だからベスト8に入れたのだ。
ベスト8は最低ラインだと思っているはず。

そろそろ結論。(やっと(^_^;))

ウチの塾はこれをやって当然だというラインが塾生の通う学校よりもハイレベルになっている。
それが最大の売りだともいえる。

今の環境の中にいては不可能である「意識の変革」ができるのだ。

そのメリットを感じて塾に来る生徒はすごく伸びる。
当然のごとく伸びる。
人間,ここまででいいと言われたらそこまでしか行かないものだ。
ここまでやって普通だと言われたらそこまではやろうとするものだ。
単語50個でいいと言われて(言われてないが周囲がそんな空気)50個以上覚えるのはかなりしんどい。
単語100は最低ラインで200が普通だと言われたら200くらいは平気で覚える。
そんなものなのだ。

ウチの塾の「普通」のレベルは相当に高い。
理由は昨日書いたことに尽きる。
低いレベル設定だとその子の能力の最大値より低いかもしれないから。
塾生の能力を最大限に発揮してもらうことこそがウチの塾の根幹だからだ。

テニスの専門家(自称?)が開いている進学塾であるから,鍛え方は体育会系。(気づいていた?)
基本は「つべこべ言わずに練習しろ」で,みんなが高いレベルをめざしている環境に放り込んでやるだけ。
あとは練習すればどんどんできるようになっていくのである。



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