[2012年1月31日]
大阪府立高校,14年度から学区撤廃とか。
学区の存在理由が,特定の学校に入学希望者が集中するだの過度な受験競争を招くだのなら,既に学区の存在理由がない気がする。
受験競争は今よりし烈な方がいい。
その方がよく勉強するだろうから。
「過度な」の意味がわからない。
クラブ活動などに影響するから?
先輩後輩の礼儀や言葉づかいなども身につかないお遊びクラブは無い方がいいくらいだ。
困るのは公立の中学校の先生だろう。
今までどおりの進路指導ができなくなる。
中学校側は既存の学区のデータしか持っていないので,保護者は学区をまたいで指導している大きな塾の進路指導に頼ることになるだろう。
進路指導という最終兵器が無くなって,指導力のない教員はどうしようもなくなる。
中学校の指導力低下の一方で受験競争が激化。
これは塾の出番だ。
こちらは塾をやっているので超追い風になるが嬉しくない。
公教育がしっかりしていて,さらに塾がそれを補って優秀な人間を増やしていくのが正しい姿だろう。
1から10まで塾が教えるなら学校が不要になってしまう。
だからといって,それを保護するために学区を存続させるのは本末転倒だ。
今回の学区撤廃を機に,危機感を持って公教育の指導というものを根幹から見直して,地域から信頼される中学校を創っていくべきだろう。
10年,20年後のために今は多少の混乱が生じても仕方ないと考えるしかない。
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