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尾崎塾
富田教室

[2012年2月2日]

落合博満氏の「采配」が受験に効く話

落合博満氏の「采配」を購入。

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いいことがたくさん書いてある。

もちろん野球界の話を書いてあるのだが,受験界にもそのまま通用することが多い。


「孤独に勝たなければ,勝負に勝てないのだ。」

これは本の帯にも記載されている。
ウチの塾の考え方とピッタリの言葉だ。
塾に入ったら友達同士の会話は一切禁止している。
兄弟姉妹でも。
アイコンタクトも注意する。
教室に入ったら,自分一人で演習問題と格闘するのだ。
これはどんな試験でもそうだ。
試験中に誰にも相談できない。
どうしても何かがあったら巡回中の試験監督に声をかけるしかない。
そういう状況で自分自身で何とかする力を持っていないと試験で力を発揮できないのだ。
落合氏が指摘しているように,最近の若い選手(生徒),ん?まあ生徒は皆若いが・・・,は,一人で過ごすのは好きだけれど,孤独には耐えられない。
これで合っているのか,他の人はどうしているのかが気になって仕方ない。

たとえば,数学の問題を解く。
計算結果が,どうも変な数値になる。
592+√37とか。
これでいいのかな?
計算間違いしたのかな?
と,ここまでは良いのだ。
それが,学校だと隣とか後ろの席の友達に,
「どうなった?こんな答になる?」
とかすぐに話しかけてしまう。
授業中に。
学校ではいつもそんな様子だ。
これをやっていると,試験中にそういう答えになったとき,不安=孤独に耐えられない。
どんな答えになろうとも,自分自身で解決しなければならない。
他の解法を試すとか,再代入して確かめるなどしてその答えが正しいか吟味するのだ。
そのめんどうな吟味をせずにすぐに友達と不安を共有しようとする。
それでは精神が育たないのである。
ウチの塾では答合わせを各自でやらせるが,自分で解答を見るまでは不安なままだ。
他人と不安を共有できない。
これで合っているのかな?と自分の中で葛藤しながら解答を見る。
正しければ自信になるし,間違っていたらやはり自分の肥やしになる。
こういう精神面の鍛錬は必ず試験の時に大きな力になる。
塾生達は,そんなことはわからずに日々演習しているのだが,実はそういう目論見があって,今のスタイルで授業をしているのである。

「孤独に勝てなければ,受験に勝てないのだ。」:ぱくった(^o^)


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