[2012年2月12日]
今日教えたこと。
化学反応と質量の正答率が悪い中学生に,その問題自体の解き方を説明せずに,原子量の説明をした。
原子1個の相対質量なのだが,これを踏まえた上で反応する質量比を議論すると本質的な理解につながる。
高校に入ってまず躓くのがそこだ。
だから,今のうちから原子量の概念を少し入れておいたほうがいい。
図形の角度を求めるのがどうもわからない生徒に,一瞬で答えを出せる方法があるのにそれを教えなかった。
たとえばブーメラン型とか砂時計型とかに分類される角度計算の問題はほとんど一瞬で答えの出る便利な公式がある。
しかし,あえてそういうのに頼るのではなく,補助線を自分で考えて引いて,そこから解答の糸口を見出すような習慣をつけるように指導した。
自分でいろいろな補助線を引くことが図形問題を早く解く力につながるからだ。
目先の1点や2点を簡単にゲットできると,その瞬間は気分がいいが,単純に公式に合わない問題に遭遇すると全く歯が立たなくなる。
一方,大学入試ではいくら答えを出せても,その導出過程に高い配点があったりする。
公式だからなどというのは理由にならない。
その公式を導出するようなことが必要なのだ。
将来を見越して今の勉強の仕方をつくっていくのが大切なのだ。
そういうことをサポートするのがウチの塾の仕事だと思っている。
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