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尾崎塾
富田教室

[2012年2月15日]

学力のつく最良の方法を伝授した結果

高校2年生の時から毎朝ウチの塾で演習していた塾生がみごとに志望校に合格した。

おそらくその彼の高校からはなかなか合格できないレベルの大学だがよく頑張って合格した。

何をやったかというと,毎朝基本英文法と英単語,基本計算をやっていただけ。

加えて長期休暇の講習もずーっと来て,1日中基本文法のドリルと計算をやらせた。
3年生になって長文もやらせたが,高校1年生がはじめにやるような基本的なものばかりやらせた。いや,中学生用のものも気づかないように(気づいていたかな?)混ぜていた。

その塾生は一言も文句を言わずに与えたものをこなし続けた。
結果,第一志望に合格できた。

毎朝来たのもすごいが,黙々とこなし続けたのがすばらしい。

おそらく,普通はそのレベルの同じような演習ばかりだと飽きてくるのではないか。
もっとてっとり早くて効果的な方法があるのではないかと思うかもしれない。
実際,同じようなことをさせていた塾生が何人もやめてしまっているから。
しかし,学力をしっかりとつける最も効果的な方法は,基本を身体観に沁みこませることなのだ。
超難関大学は別にして,ほとんどの大学は基本がしっかり身についているかを問う。
だから,そうしていけば合格するのだ。
なのに多くの塾や予備校ではちょっと高度なものを教えたり,裏ワザ的なものを教えたりしがちである。
受講生もそういうのを求めたりしている。
てことはそうしないとお客さんが来ないので困るのだろう。

昨日見ていたテレビで千葉真子がマラソンの指導をしていて面白いことを言っていた。
腹筋を鍛えたら10分や20分は簡単に速く走れるらしい。
マラソンとは体重移動であって,それを受け止め続けるのが腹筋なのだ。
だからそこを鍛えればいいのだ。
走り方とかペース配分とか栄養学とかいろいろとアドバイスがあるだろうが,結局は基礎体力を鍛えるのが基本ということだろう。
これは受験勉強にも通じると思う。
10点や20点は簡単に上がる。
簡単と書いたが,基礎基本を鍛えるのには時間がかかる。
九九を覚えるように繰り返さないといけないのだから。

今から国立大の総合問題の指導をするが,これも簡単なことだ。
総合問題というとどんな対策をしたらいいかわからず戸惑う受験生が多いと思う。
ちゃんと基礎体力的なものがあるかどうかが問われるのだから,それを鍛えておけば大丈夫なのだ。
今日は「科学的とはどういうことか」について宿題を出す予定。
そういう根本がわかっていれば何も怖くないのである。




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