[2012年2月21日]
文部科学省は20日、全ての学校で危機管理マニュアルを策定することや、教員養成課程での安全教育の充実を求める計画案をまとめた。(朝日)
今まで危機管理マニュアルがなかったのは危機もなく,危機感もない平和な状態だったからだろう。
で,津波みたいなことがあったら文科省の責任を問われるかもしれないのでマニュアルを作っておくようにとのお達し。
目的は危機管理ではなく責任がないことを言うための予防。
こういうのを業界用語でアリバイ作りというのだ。
昨年の津波でも,マニュアルどおりに校庭に避難して,あるいは屋上に避難して亡くなった人がたくさんいる。
マニュアルがないと行動できない人間をつくるのが学校教育なら,そんな教育はいらないだろう。
その時に何ができるか,素早く的確に判断する訓練をする。
そういう避難訓練をすることはとても重要。
これも前に書いたが,避難訓練でいつもいつも理科室や家庭科室から火が出るのはダメ。
思いがけないところから火が出て,それに対処する訓練みたいなことをしないと意味がない。
その日,どういう設定になっているかはその時まで訓練する現場に知らせないとか工夫したらいい。
そういう方向性のマニュアルを作ってあげようか?
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