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尾崎塾
富田教室

[2012年4月19日]

首都の地震想定は本当か?

東京都防災会議は18日、東京湾北部を震源とするマグニチュード(M)7.3の首都直下地震が発生した場合、都内の建物の約1割に相当する30万棟が全壊・焼失し、9700人が死亡するとの被害想定を公表した。帰宅困難者は517万人、自宅が被災した避難者は339万人と推計した。これを踏まえ、都は9月までに地域防災計画の改定素案をまとめる。(毎日)


それを昨日のTVも報道していたが,意味不明。
一応想定して頑張ってやってまーすというポーズにしか見えないが,それを真顔で受け止めて報道しているような感じがあった。
M7.3とかに根拠がないのに,最悪で9700人とかいう報道の仕方だった。
最悪ならMが7.5とか7.6とかになるだろうし,時間帯によってはもっと最悪になるはず。
普通に考えてもあれだけの人口密集地帯で,最悪だったらもっと死亡するだろう。神戸で6000人でしょ。
1万人を少し切るくらいに値切ったような。
9800円みたいな。
まあ,数字が出ないと防災の予算も組みにくいので,そのための数値と思うべきだろう。
で,数字が大きいと予算も莫大になるので1万人を越さない程度におさえたような数値。
あとでマスコミが最悪を想定していないではないかとツッコむのかな?
ツッコむんなら今ツッコんどけと言いたい。
でもそういうシロモノではなく,最悪を想定はしていない。
防災の予算を立てるためのテキトーな数値と思うべし。
こういう想定に左右されずに,各自で自分の家をしっかりとチェックすることが大切だろう。


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