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尾崎塾
富田教室

[2012年4月25日]

活断層の真上の原発は危険なのか?

原発の直下に活断層の可能性があるとの見出しが各新聞に載っている。
活断層ではないことを示さない限り,再稼働は難しいとも書いてある。

わけのわからん話だ。
非常に活動度の低い活断層かもしれない。
数千年に1回,動くかどうか。
それに活断層の直上だけが揺れるわけではない。
むしろ,活動度の高い断層ならずれる規模や向きがわかるので対策もできる。
現に,新幹線の新神戸駅は活断層の真上だが,右ずれ断層だとわかっているので,その方向にずれたとしても建物がうまく回転して倒壊しないように造ってあるのだ。
近くの活断層が活動する危険性が0であることを前提になら,日本中どこにだって原発は造れない。
そもそも活断層だけが震源となるわけでもないのだし。

先日の自動車による殺傷事件と比べてみたい。
どちらの危険性が高いのか。
そこに道路があるから事件が起こったのなら,道路の真上は危険なので歩いてはいけないことになる。
亀岡の道路は自動車が突っ込んでくる可能性が0でないことを証明しない限り,再歩行禁止だ。

原発は一旦事故ったら,取り返しがつかないので,自動車とは次元が違うと言う人もいるだろう。
自動車事故で亡くなっても取り返しがつかないのは同じだと思うが。
毎年何千人も死んでいる自動車は稼働させておいて原発稼働はダメというのは理屈に合わないと思う。

念のためにことわっておくが,私は原発推進でも反対でもない。
ただ,日本人の原子力アレルギーみたいなのはある程度理解はできるが,過剰すぎる気がしている。
もっと冷静に何が危険なのかを論じる必要がある。






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