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尾崎塾
富田教室

[2012年5月11日]

富士山直下の活断層の危険度は?

たしかに火山の周辺は変動地形が埋もれているので活断層が見つかってもおかしくない。
てか,あるでしょう。
それが動くとM7級とか。
そして,斜面崩壊とかにつながって麓が危険?
まあそうでしょう。

それでも普通に噴火したときのことと比べたらそんなに危険な感じがない。

全国いたるところに同程度の活断層があるので,富士山の麓の心配よりも自宅の家具の転倒を心配する方がよい。

活断層がどれくらい危険かのイメージがほとんどわかっていないマスコミが,これまたほとんどわかっていない世間一般の人に報道するものだからほとんど本質的に大切なことが伝わらない。

たとえると,活断層が近くにあるのは道路が近くにあるのと同じようなもの。
道路に沿って事故が起こる可能性が高い。
過去に事故が起こって,今後も事故が起こる可能性の高いところを活道路と名付ける。
大昔は道だったが今は使われていないところ(熊野古道みたいなところ?)は交通事故はおこらない可能性が高いので活道路とは言わない。
よく調べてみたら,富士山の近くの道路で最近事故が起こった活道路が見つかった。
富士山の近くに住む人が,今まで交通事故と無縁だと思っていたら,意外に事故に遭う確率があったという話。

富士山の麓よりも都会の道路の方が人が多いので危険だ。
危険かどうかを決める最大の要因は人の多さなのだ。
極端な話,人類がいない頃にどんな天変地異が起こっても被害はない。

東京もだが,大阪の中心部にも上町断層などの活断層がある。
今回の富士山直下に活断層という活字を見た人は,改めて足元の活断層に意識を向けるべきだと思う。




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