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尾崎塾
富田教室

[2012年5月18日]

志望校に合格できない典型的な考え方

定期考査の時期だ。
高校生でこの時期に決まって「???」な発言をする生徒がいる。

「考査前なのでテスト勉強させて下さい。」

「考査前なので塾休みます。」

こういう考え方の生徒で志望校に合格する生徒はいるのだろうか。
何のためにウチの塾に来ているのか全くわからない。
吐き気がするほど嫌いなのが上記の2種類の発言だ。

昨日から今日にかけて2名の生徒がそう言ってきた。
やはりずっと前に書いた例の高校の生徒だ。
その例の○島高校は中学での内申が7くらいは必要で,まずまずの進学校だ。
しかし公立高校ということで日常は結構楽しく過ごしている。
クラブ活動に没頭する生徒も多い。
それで,考査前になるとバタバタとあわてて勉強をする。
中学の時にそれなりに学校の成績をかせがないと内申7以上はとれない。
そういう経験があるから学校のテストはちゃんとやらないといけないと思っている。
なのに中学3年の時ほど普段やっていないものだから考査前に急に不安になる。
さらに計画性がないので試験前日になって,全く考査範囲の勉強が間に合っていないことを知る。
どうしよう。そうだ塾を休んでしまえばいい。
そういう行き当たりばったりの発想で塾を休んでしまう生徒がいる。
そんな生徒がその三○高校には非常に多いのだ。
中学生の塾では5教科とも塾で勉強する。
試験対策もやってもらえる。
それでなんとかなっていた。
高校になって塾に行かない。
行っても全教科やるわけではない。
考査対策もない。
自分で計画的にやらないとダメだ。
しかしそんな計画を立てたことはない。
だから試験前になると破綻するのだろう。

ウチの塾には受験を見据えた演習をしに来ているはず。
その演習を休んで志望校合格に近づくはずがない。
もちろん定期考査の勉強はしっかりするべきだ。
だから学習計画をちゃんと立てて考査中の塾を休まなくていいようにすべきなのだ。
受験学力をつけるのが本道。
そのために定期考査を利用する。
ちょうどその試験範囲をきっちり勉強しておいて何の損もない。
受験学力のベースを築くために考査の範囲をおおいに利用するといい。
で,その考査の勉強が足りないので本来やるべき受験学力をつける塾を休むってどういうこと?
本末転倒もはなはだしい。

どうもその三島○校(伏字になってない?)の生徒にはそれがわからないようだ。
本気で三島高○の生徒の入塾をおことわりしようかと思うこともあるくらいだ。
今まで10数名の三島高校生が(書いちゃった!)ウチの塾に来た。
最後の受験まできっちりと塾に来たのはそのうち1名だけだ。
その生徒は高3になってから来たので最後まで頑張れたのかわからないが,考査前だからと言って塾の勉強を休んだことはなかった。
現在2名いるうちの2名ともが冒頭の発言をして,他の高校生からはその発言が出ないというのは単なる偶然?

実は三島高校は入学時の学力の割に進学実績がイマイチだ。
その根本原因がこのような思考のあり方なのだと思う。

つづく





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