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尾崎塾
富田教室

[2012年5月23日]

洗脳された人の末路

東日本大震災で発生したがれき約80トンを積んだトラックが22日、北九州市に到着し、反対派の妨害活動により、搬入は予定より8時間半以上遅れた。
「原発はいらない」などの横断幕を掲げた反対派約30人が取り囲み、座り込むなどした。(読売)

「原発はいらない」のとがれきを受け入れてあげるかどうかは別の話だと思う。
そのあたりから理解に苦しむが,男2人が公務執行妨害で逮捕されたようだ。
そのやりとりをTVで見た。

職員「危険ですから下がって下さーい」
反対派「危険なのはトラックの中身の方だろ」

うん,反対派はうまいこと言ったのでTVで取り上げてもらえた(*^^)v

しかし,このような反対派は感情だけで反対しているので,見ていて気の毒だ。
変な宗教に洗脳されている人みたいなもの。
くじらを守るのが人の命より大切な人みたいなもの。

今回のがれきの放射線を測ったらほとんど問題ないと思われる。
ほとんどと言うのは放射線や有害物質がゼロということはありえないからだ。
反対派の人は「ほとんどゼロ」は非常に危険だから「全くゼロ」を要求しているようだ。
こういう考え方はとても頭が悪いので,教育をし直す必要があろう。
何をもって危険とするかは世の中が決めるのであって,あなた達が決めるのではないのだ。

たとえば,危険度でいうと交通事故の危険性を考えたらどうか。
反対派が幹線道路沿いを歩いていて事故に遭う確率は今回のがれきで何らかの影響を受ける確率の何倍もあるはず。
タバコはどうか。
反対派の中に喫煙者がいたら,それはもう「ネタ」以外の何物でもない。
輸入品を積んだ船はどうか。
有害物質が完全にゼロの輸入品をさがす方が難しいだろう。

交通事故の危険性があるにはあるが,それと引き換えに世間は自動車の便利さを得ている。
タバコの危険性は百も承知で,それと引き換えに世間はちょっとした安楽を求めている(喫煙しないのでわからないが)。
有害物質の危険性が国内のものより高いのは知っているが,それと引き換えに世間は安く手に入るモノを選んでいる。

世間が社会的に許容しているのだ。
それだけでは被害が大きくなる可能性があるので国で基準値を決めている。
自動車には安全基準があり,道路交通法がある。
タバコも昔に比べて有害物質は減っているだろう。
その他の有害物質にも基準値があってそれ以下のモノを輸入している。
それで,今回のがれきも基準値を決めて搬入しているのだ。
しかもかなり厳しめの値にしてあるのだから許容する以外にないではないか。

今回は九州の反対派だが,全国にこのように自分勝手な思い込みによる反対をする人が多い。
そんな反対派の意見を聞いてがれきを受け入れない自治体も多いようだ。
反対派に適切な教育をほどこして,もっとがれきの処理が進むようにするのが行政の役割だろう。
そういう方向になかなか進まない最大の原因はマスコミの報道姿勢にあると思う。
うまいこと言う反対派にスポットを当てて擁護するような報道は控えるべきだろう。
被災地の市民が日常を取り戻せるように働いている公務員の仕事こそ称えられるべきなのに,マスコミは公務員批判が仕事だと信じている。
マスコミも一種の洗脳された人種なのだ。

職員「危ないですから下がって下さーい」
反対派「危ないのはトラックの中身だろー!」
職員「いいえ,危ないのはトラックですぅー」
♪☆※◆∂★£$!←トラックが反対派や報道陣を轢く音

こうなる危険性もゼロではないと思うが,それよりもがれきの放射線で人が死ぬ確率の方がはるかに小さいと教えてあげないといけない。




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