[2012年5月25日]
今回の日食を利用して太陽の大きさが少し正確にわかったという。
今まで69万6000kmとされていたのが,69万6010kmくらいとか。
恥ずかしながらよく知らなかったのだが,太陽の大きさのように基本的な値と思われる数値が有効数字3桁でしかわかっていなかったのだ。
教科書に載っている69万6000kmは,たとえば地球の半径6371kmを四捨五入して6400kmと載せているようなものだと思っていた。
実はその値が精度いっぱいいっぱいだったとは。
それが今回の観測で有効数字5桁まで精度がアップした。
飛躍的進歩だ。
ところが太陽の半径はこの値で確定とはいかない。
半径が周期的にあるいは不規則に変化している可能性もある。
だから日食の度に測定して,そういう変化も捉えないといけない。
まだまだ未知なことがたくさんある。
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