[2012年5月29日]
数学なんて言葉なんだ。
こんなものやれば誰だってできるようになる。
以上\(^o^)/
正確には「数式」=「言語」ということだ。
数学が苦手な人を大きく2つに分けるとすれば,
?計算が苦手
?文章題が苦手
となるかもしれない。
?は単に練習不足なので,できるように演習を繰り返すしかない。
「いくらやってもできないんです」という生徒がたくさん演習している例はない。
いくらやっても=3〜5回やっても
そんな回数しか練習していないからできないのだ。
30000とか50000回やってみたらできるようになる。
これは冗談ではなく,できない人の典型的な思考パターンだ。
圧倒的に桁違いに回数が少ない。
それを「多い」と思う感覚を変えない限りできるようにならない。
?も発想を変えないとできない話だが,数式は言語なのである。
「1は2よりも大きい」という日本語を数式という言語で表したら「1>2」となる。
1は2よりも小さいとか正しい正しくないを無視して,そのように書くわけだ。
ここが呑み込めないと話にならない。
数式は数学国の言語なんだから,その国で長年過ごせば身に付くものだ。
数学という国の言語が数式である以上,英語と同様に意識してその世界にどっぷりとつからないといけない。
日常のいろんなことを数式という言語に翻訳する習慣がつけばどんどん数学ができるようになる。
「今日は昨日より暑い」→「T>t」(今日の気温をT,昨日の気温をtとする)
「今日の気温は昨日より3℃高い」→「T=t+3」
数学ができるようになる考え方はそういうこと。
日々それを心にとめておく。
一方,具体的に何をするかだが,それは演習するにつきる。
学校で座って話を聞いているだけでできるようにはならない。
実際に問題を解いてみないと意味不明の内容が多いのだ。
解いてみたらすぐに意味がわかるのに,もったいぶって時間をかけて説明する先生が多い。
学校の数学の先生の多くは(数学に限った話ではないが)授業をするのが目的であって生徒の学力を伸ばすのが目的ではない。
だから学力を伸ばしたければ学校の授業以外に何かをしなければならない。
それが演習だ。
学校の宿題なども演習だが,あろうことか学校の傍用問題集には解答解説がついていない。
こんなもの全く使い物にならない。
学校の先生はそれができるように考えなさいというが,別に一生を数学に捧げるような数学者になるわけではないのだから,便利な解法をどんどん覚えていくような演習をしないとダメ。
逆に多くの解法を覚えていると,数学的な頭脳にだんだんなっていくので発想力もついてくる。
とにかく学校の先生の「わかるまで考えろ」を真に受けないのが吉。
教材は解法が詳しく書いてあれば何でもいい。
解答書と同じことを試験で書けたらそれでよい。
数学は答を覚えても意味がない。
数字が変われば答は変わる。
しかし解法は応用が利く。
いろんな解法を使えるように練習するのみ。
これは何でもそうだが,一度覚えた解法も使わないと忘れてしまう。
どんどん復習しながらどんどん新しい解法も覚えていくことになる。
勉強には時間がかかるものなのである。
しかし,できるまで考える勉強法よりも確実に効率よくかしこくなれる。
できるまで考えると10年かかるかもしれないのだ。
解答解説をすぐに読めば10分で解決する。
数学のできる人(数学の教師や専門家を除く)はみんなこうして学力をつけているのだ。
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