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尾崎塾
富田教室

[2012年6月2日]

高校を2年とか2年半で卒業できるようになるらしい。

文部科学省は1日、高校を2年〜2年半程度で卒業できる「早期卒業制度」を導入する方針を固めた。成績が一定以上の生徒を対象とし、大学進学を前提とする。(朝日)

ということだが,その一定以上の成績をどう測るか。
駿台全国模試で偏差値60以上とか?

そうもいかないだろうから,2年生でセンター試験を受けてもらって決めるのはどうか。
最低7科目以上は受けて8割か9割か取れるくらいならまずまずではないか。

この基準をきっちりしないとえらいことになる。
優秀な学生のための制度なのに学力が低い生徒がどんどん使うようになるかもしれない。

推薦入試がその前例だ。
推薦なのだから特に成績優秀な生徒を学校長が推薦するのが制度のはじまりだろう。
ところが今は猫も杓子も推薦入学だ。
アホ学生には11月に試験が終わって「早く楽になれる」から大人気。
バカ大学も「早くに学生数が見込める」からうれしい。
利害の一致!
こうして誰でも申請すれば受験できる推薦入試(推薦の意味ないじゃん!)で半数以上の学生を確保してアホ学生であふれかえる私立大学がほとんどだ。

基準があいまいならアホ学生でも秋に卒業できるようになる。
すると,そこにバカ大学(ズルガシコ大学?)が目をつけて「ウチの大学は低偏差値でも秋入学できますよー」と宣伝して受験生を集めるだろう。
そうならないように基準を厳格に決めておかないといけないのだ。




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