[2012年6月6日]
というわけで,太陽の前を金星が通っていった。
次回は105年後です。
お楽しみに。
しかし,そういうわけで今日は忙しかった。
朝は曇っていて見えるかどうかギリギリの状態だったが,早朝コースで来ている生徒に見せてやりたいので双眼鏡を用意しておいた。
うまく授業が終わる直前に雲の隙間から見えるようになった。
全員が太陽の前にある金星の黒い●を確認して登校していった。
考えてみると,授業の時にこの現象を見せられる塾はウチくらいのものだ。
以前に明けの明星を見せてあげられる塾だと自慢したことがあるが,面目躍如といったところか。
で,朝の浪人生向け授業をして,すぐに自宅観測所で写真撮影。
ここで太陽専用の屈折望遠鏡に思わぬ事態が・・・
仕方なく別の望遠レンズで撮影した。
昼はS台の授業で京都に行ったが,修学旅行生が空を見ていた。
わざわざ京都で見なくても?
というか,6月6日はそういうことで日程からはずして欲しかったな。
きっと企画したのが理科の先生でなかったのだろう。
あるいはそんな意見は通る余地がなく,業者の都合で決まってしまうのかもしれない。
S台生には午前に撮影した写真をプリントして全員に配ってあげた。
金星は地球とほぼ同じ大きさだから,地球の小ささを実感できる写真といえる。
その小さな天体の中の小さな国の中の・・・人間って小さな生き物で,宇宙から見ると今直面している受験なんて小さなことだといえるかもしれない。
ところが,その小さな人間が,なんと宇宙の果てとかすごく大きなことを考えることができる。
それが人間の偉大なところだという話もした。
このところ天体づいているが,次は8月14日の金星食か。
金星が月に隠される現象。
真夜中だが盆休みなのでゆっくり観察できそうだ。
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