[2012年6月16日]
梅雨なのであたりまえだが天気の悪い日が続く。
試合ですごい強風が吹いていたり雨が降っていたりコートが荒れている条件だったりの時どう思うだろうか。
「こんな悪コンディションの荒れた日なら”番狂わせ”が起きそう!」
そう思う人が多いのでは?
実は全くそんなことはないのだ。
コンディションが悪いほど番狂わせは起こらない。
実力通りに勝敗が決まっていく。
考えてみればそうなのだ。
普段の練習の時から,コンディションの悪い時もあるだろう。
そういう時にでもしっかりと練習をしてきた人が実力をつけてランクが上位になっていくのだ。
天候が良く,機嫌よく楽しく練習できる時だけ一生懸命に練習して,状態の悪い時は「今日は面白くないから」と手抜きの練習をしている者はやはり実力がない。
だから,悪条件の時ほど実力というか普段の行いがそのまま勝敗に反映するのだ。
しかも,そんなに好天に恵まれたいい状態の試合ってめったにない。
だから結局上位シードの選手はどんな場面でもちゃんと練習してきた人たちなのだ。
実は学校の試験も全く同じことがいえる。
平均点が80点くらいの簡単なテストで60点しか取れない人は,平均点が50点くらいに難しくなると10点とかになる。
平均より20点低いのだから30点くらい取れるかというとそうではなく,全く手も足も出ないから0点に近いことになるのだ。ヤマ勘で10点くらい取るかもしれないが。
一方,平均80点の試験で満点を取る人なら大丈夫。
平均点が30点下がっても本人の点数は15点くらいしか下がらない。
80点は取る。
難しい問題にもあきらめずに粘る勉強を普段からやっているのと,基礎基本がしっかりしているから点数が取れる。
簡単なテストで60点の人→10点
簡単なテストで100点の人→80点
つまり,難しい条件になればなるほど点数差が開くのだ。
テニスのように屋外でやることの多いスポーツは,気象条件に左右されることが多い。
どんな天候,状況でもベストを尽くす練習をやっている選手とそうでない選手の差がそのまま試合結果になるのである。
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