[2012年6月30日]
深イイ話7で出てきた100分の1秒について。
あれは誇張でもなんでもなく,普通に100分の1秒の出し入れをしているのだ。
よく,あと一歩で届かなかったとか,フレームにあてるとこまでは行ったのに,わずかに届かなかったとかが普通にある。
あと3cm,5cm,10cmなどで1ポイントが決まるのだ。
10cm届かないときはボールの大きさよりも届いてない。
フレームにもあてられない。
でもこの時,もっと集中していたら届いたかもと深く反省しないといけない。
どういうことか。
ちゃんと計算してみよう。
人間の加速力はどれくらいか知ってる?
まあ,人類最速の人でも10メートル毎秒だ。
われわれがコートで出す速さはその半分程度としよう。
秒速5mとかそれ以下か。
でも,0.1秒スタートが遅いと50cmも届かない。
話にならない。
100分の1秒遅いと,ほら,5cm届かない。
惜しかった〜ということになる。
たぶん,100分の2秒とか早く動いたら余裕で届いていた。
ボレーなら面の先にひっかけてでもポイントできたかも。
それくらいわずかな時間の動きの差が大事なポイントを決めているのだ。
陸上競技のスタートも,その100分の何秒かを早くするために神経を研ぎ澄ます練習をしている。
テニスもそういう反応速度をしっかりと鍛錬しているかどうかで知らないうちに差がついている。
テニスってそういうミクロの戦いをしているのだという自覚と誇りを持って明日からの練習に取り組むといい。
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