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尾崎塾
富田教室

[2012年7月5日]

cancerの話

Cancer can be cured if ( ) in time.

? discover ?to discover ?discovered ?discovering


今日は浪人生に動名詞とか分詞の講義をして上記の問題を解説してたのだが,(   )を埋めるだけではもったいない点を見つけた。(答は?ね。if の後にit isが省略されていると思えばいい。)

「冒頭で,いきなりCancerから始まってて違和感ないか?」

という質問をしてみたが,別に違和感ないようだった。
これはスゴイ英語力があって違和感がないのか,単に冠詞とか単数複数の感覚がないから違和感がないのか。(たぶん後者)

通常,名詞から始まるとき,単数名詞ならThe とか A がついているし,複数名詞なら何もつけなくていい。
この設問の文はどちらでもなくいきなりCancerから始まっている。

「違和感ないの?」

でもこれは間違いなく冠詞なしのパターンだ。
The cancerだと何か特定のガンについて述べている話になるが,文脈的に一般には「早期発見したら治るよ」と言っているだけ。
A cancerならガンの一種みたいになって,それも一般的なガンのイメージでなくなる。
一般的によく知られた「病気」はこのように無冠詞で用いるのである。

でも文脈的に,いつも病気は無冠詞というわけではない。
今流行中のその病気という時にはtheをつければいい。

ややこしいことに,流行中のにはtheをつけるが,流行性感冒=インフルエンザの話の場合,基本は無冠詞だ。
流行性なのにね。
さらにややこしいことに,略号でfluとする場合はthe をつける。
influenza省略したそのfluだと主張している使い方。
でも,みんながその略号を認知しだすとだんだん冠詞がなくなっていく。
冠詞は必要があるからつけるというよりも必要がないならつけないというのが正しい認識なのだろう。
きっとそうだ。
どうしてそう思うかって?
勘さ。






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